にきび（尋常性ざ瘡）

● 症状

ニキビは毛穴のつまりと皮脂の増加、アクネ菌の増殖によって起こる皮膚の炎症です。
• 白ニキビ（面ぽう）
• 赤ニキビ（炎症性丘疹・膿疱）
• しこりやしこり痕（結節・瘢痕）

思春期だけでなく、大人になってからも発症する「大人ニキビ」も増えています。

● 診断

皮膚の状態を診察し、ニキビの種類や重症度を判定します。必要に応じて生活習慣（スキンケア・食事・睡眠・ホルモンバランス）も確認します。

● 保険診療での治療

日本の保険診療では、厚生労働省が承認している薬剤を用いた治療が可能です。

• 外用薬（塗り薬）
• 抗菌薬（クリンダマイシンなど）
• 過酸化ベンゾイル（BPO製剤）
• アダパレン
• これらを組み合わせて使用することもあります。

• 抗菌薬（テトラサイクリン系など）
• 必要に応じて漢方薬を併用することもあります。
• スキンケア指導

正しい洗顔、保湿、生活習慣改善についてアドバイスします。

● 保険外治療に関して

ニキビ跡の赤みや色素沈着、クレーター状の瘢痕に対しては、レーザー治療やピーリング、サブシジョン、ニードルRF治療などの自費診療が必要となる場合があります。海外では重症ニキビに使用する、イソトレチノインの内服のご用意もあります。