サブシジョン

● 治療の概要

サブシジョンとは、ニキビ跡の凹み（特にローリング型の瘢痕）.を改善するための治療方法です。
皮膚の下にある瘢痕組織（線維）を特殊な針で切り離し、皮膚を引き下げている癒着を解除します。
これにより、皮膚表面が持ち上がり、凹みが改善していきます。

● 治療の仕組み

• ニキビ跡の凹みは、皮膚の下で線維性の癒着が生じて、皮膚を下に引き込んでいる状態です。
• サブシジョンでは、極細の針を皮膚に挿入し、その線維を物理的に切断します。
• 切り離した部分に新しいコラーゲンが再生し、凹みが目立ちにくくなります。

● 治療の流れ

1. 治療部位をマーキング
2. 局所麻酔を行い、極細針を用いて瘢痕の下に挿入
3. 癒着した線維を少しずつ切り離していく
4. 必要に応じてヒアルロン酸を併用し、さらに凹みを改善

● 治療回数の目安

• 1回でも改善を実感する方もいますが、通常は1〜3回程度の治療をおすすめします。
• 施術間隔は1〜2か月が目安です。
• ニキビ跡のタイプや深さにより必要な回数は異なります。

● ダウンタイム・副作用

• 治療後は内出血や赤み、腫れが数日〜1週間ほど出ることがあります。
• メイクで隠せる程度ですが、内出血は紫〜黄色に変化しながら自然に吸収されます。
• 感染予防のため施術当日は洗顔・メイクを控えていただく場合があります。

● サブシジョンが向いているニキビ跡

• 凹んだニキビ跡（ローリング型）
• 他の治療（レーザーなど）で効果が乏しかった深い凹み
• 複数の治療を組み合わせて総合的に改善を目指したい方

● 他の治療との組み合わせ

• フラクショナルレーザー、RFニードル、ジュベルック手打ちなどと組み合わせるとさらに効果的。
• 1回ごとの効果を高め、治療回数を減らせる可能性があります。