CO2レーザー（炭酸ガスレーザー）

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● 炭酸ガスレーザーによるほくろ・イボ除去について

仕組み

炭酸ガスレーザーは、水分に反応して熱エネルギーを発生させるレーザーです。皮膚組織の水分にレーザーが吸収されることで、ターゲットとなるほくろやイボを削る・蒸散する形で取り除きます。
メスで切らずに行うため、出血が少なく、細かいコントロールが可能です。

● 治療の流れ

1. 診察・確認
　皮膚科医がほくろ・イボの性状を確認し、レーザーでの治療が適しているか判断します。悪性が疑われる場合は切除や検査が必要です。
2. 麻酔
　局所麻酔の注射や麻酔クリームを使用し、痛みを軽減します。
3. レーザー照射
　炭酸ガスレーザーで病変部を1つずつ削り取るように蒸散させます。
4. 処置後ケア
　軟膏を塗布し、必要に応じてガーゼや絆創膏で覆います。

● 治療後について

• 治療直後は**小さな傷あと（擦りむいたような状態）**になります。
• 数日～1週間でかさぶたができ、自然に取れていきます。
• 赤みは1～3か月ほどで徐々に肌になじみます。
• 紫外線を浴びると色素沈着が強くなることがあるため、日焼け止めを使用してください。

● リスク・副作用

• 一時的な赤み・腫れ
• 色素沈着や色素脱失（しみのように濃くなる／白く抜ける）
• 瘢痕（まれですが体質により凹みや盛り上がり）
• 再発（特に深いほくろの場合）

● メリット

• 出血が少ない
• 精密に削れるため傷あとが小さい
• 手術に比べてダウンタイムが短い

👩‍⚕️ 医師の診断でレーザー適応かどうかを確認し、安全に治療を進めます。